腸閉塞 Vol.2 〜子供の頃の思いで〜

腸閉塞 Vol.2 〜子供の頃の思いで〜_e0158970_945835.jpg


思い起こせば、腹痛の歴史は古かった。

不思議と私、子供の頃の事は、すごく覚えているのだけど、
確か、幼稚園くらいのとき、


夕方母が仕事から帰ってきて、夕飯を作っているとき
いつものように、良い子してテレビを見てた私は
急におなかが痛くなった。

母におんぶしてもらい近くの中川内科に連れて行ってもらった。

久しぶりにしてもらったおんぶ、
ちょっとくすぐったかった。

母の背中の匂い。
大好きなタオルを握りしめた自分。
曲がり角の電信柱で出会ったお向かいのおばちゃん。

その時の光景が、なぜか鮮明に覚えている。


木造の古い病院のドアを開けたら、
まず左手に小さな受付。
そして、右手奥は、何やら真っ暗な寂しげな場所。
そして、正面が処置室。

正面のドアを入って、
寝かされた私は、確か、白いシャツに白いパンツのみだった気がするな。

おなかを先生が触って、おへそ右を押さえられた時すごく痛かった。

我慢強かった私は「痛いっ」とは言わず、顔を歪めてると、
先生が「ここじゃろ?」と言った。
母が、「何でわかるんです?」と聞いた。
先生が、「ここが固くなってるから。」と答えた。

へーーーーー。
固いところが痛いんだ。と小さな私は少し感心したのでした。

帰り、奥の暗いスペースが気になりつつ、
いつものようにお薬を貰い帰るのですが、
どーしてもみんながいつも貰ってるピンクのトローチが欲しくてほしくて、
おねだりしてみた。

けど、あれは、のどの薬。私には関係ないとの事。。。



思い起こせば、この頃から、私の腸閉塞が始まっていたのかもしれないな。
by chao-room | 2013-10-06 08:42 | 病気

ファッション、インテリア、猫etc...私の好きなものの話


by chao